YouTube のおすすめにこんな動画が出てきました。
旧かたてわざで記事にしていた、渋滞緩和走行法ですね。
渋滞学の権威たる西成氏の研究室と、JAF と警察庁の合同社会実験だそうです。
走行法そのものは記事にしている通りなんですが、この動画で特に面白いと感じたのが実験効果の検証方法。
渋滞緩和の効果をどうやって確かめるかというのは、なかなか難しいポイントです。
自分一人で試している分には、「もしそうしていなかったら」との比較ができないんですね。
動画の 12:00 あたりに結果が出ています。
まず、渋滞吸収車を複数台、結果的に分散して走らせることで、「後に位置する吸収車ほど平均速度が高い」ことを示しています。
つまり、渋滞緩和走行により後続車に好影響が出ているという証明になっています。
次に、これは警察庁や JAF の協力あっての確かめ方だと思いますが、渋滞ポイントの平均通過速度を時系列で追うことで、渋滞吸収隊の通過後の速度回復を明らかにできています。
あとはこういう考え方・走り方を実際にどこまでどうやって普及させられるか、なんでしょうね。
動画のコメント欄にもいろいろ面白いアイデアが挙げられています。
実践する人にそれなりの自制心を要するのも事実。
自動運転が普及したら勝手にやってくれるのかもしれませんけどね。