3 年ほど前にアチェルビスのニーシンガードを買いました。
未舗装林道ツーリングにはとても頼れる装備なのですが、さすがにコロナ禍以降、首都高ランばかりしているとここまで大仰なプロテクションはわざわざしません。
一方、林道の閉鎖時期にも重なる秋・冬・春については、「超」が付くほどお気に入りのライディング パンツ、パワーエイジのソフトフィットパンツを履いています。
これには申し訳程度の膝・腰プロテクターが付いているので、多少の安心感はありますし、何だったらオプションの PORON プロテクターに換装してもいいくらい。
問題は、ソフトフィットパンツを履くでもない季節に、未舗装林道に突撃するでもないツーリングをする際のプロテクションです。
手持ちのニーシンガードをそれでも装着できないか?
せっかくのいいプロテクターなので、できればそれを使いたいというのは自然な発想。
パンツの外側に装着するのが大仰だというならば、内側に着けられるかどうかがポイントになります。
ただ、基本的にスリムなパンツばかり持っている自分としては、ニーシンガードが目立たずに内側に収まり、かつライディング シューズ スタイルとうまくマッチするようなパンツがありません。
ブーツを履く前提ならまだ何とかなるのですが、首都高ランでアドベンチャー ブーツを履くのはやはり大仰。
カジュアルなパンツの下に履けるプロテクション タイツはどうか?
そこで出てきたのが、プロテクション タイツの発想。
もともと首都高ランでもデニムの下にコンプレッション タイツを履いているので、それがスリムなプロテクションを兼ねてしまえばいいのではないかと思ったのでした。
まず検討に挙がったのが、パワーエイジのプロテクトパンツ。
しかしながら少々値が張ることと、構造上膝のプロテクションがずれないかという不安があること、さらに手洗いしかできないことがネックでした。
いろいろ物色しているうちにコミネ SK-612 に出会う
最初は検索にもなぜか引っかかってこなかったのに、突如として浮上したのがコミネの SK-612 プロテクトメッシュアンダーパンツロング。
裾にループが付いていてずり上がりを防げるというのと、ハード プロテクターの割にはスリムっぽいレビュー内容、さらに膝プロテクターは CE 規格対応、それでいて定価がパワーエイジの 2/3 という一品。
Amazon だとなかなかお手頃な価格になっていることもあり、ポチったら翌朝届きました。
さっそくふらりとツーリング
ユニクロのスリム ジーンズの下に履いても、そこまで目立ちません。
コンプレッション タイツのようなタイト フィット感はなく、あくまでアンダーパンツという感じ。
クール タイツのようなスースー感もありませんがムレムレということもなく、上に履くパンツは薄手のものを選んで問題なさそう。
秀逸なのは膝プロテクションの構造で、2 ピースのため足が伸びている状態と屈曲している状態のそれぞれで、しっかりパッドが収まります。
尾骨パッドはレビューでも少々評価が割れるところ。
おそらくある程度前傾姿勢をとるバイク向きのパッドです。
ただセローの乗車姿勢でも取り立てて邪魔には感じませんでした。
おそらくスリム感という観点ではパワーエイジの方が上なのだろうと思います。
とはいえ裾ループのフィッティング安定感と、レビューを見る限り洗濯してもそうそうヘタらないタフさは魅力です。
ブーツ + ニーシンガードの本気装備をして臨むツーリング以外は、これを下に履くことで安心のプロテクションが確保できそうです。