かたてわざ

いろんなことを、気が向く範囲で片手間で。って言いながら最近 2nd ブログと更新ペースがどっこいどっこい。

IT ストラテジストの試験を受けてきた

タイトル通りでして、本日受験してきました。

 

www.ipa.go.jp

 

ざっくり言うと、IT 系の試験のなかではビジネス寄りで、手書きで 2,400 字以上の規模の論述試験もあって、合格率が約 15% とやたら低めの試験。

 

前職でイグジットのタイミングが見えてきたあたりから、フリーランスとして稼働する前にチャレンジしてみようかと思い立って、ここ数か月準備してきました。

 

結果が出るのは 7 月上旬。

手応えは…ビミョー。

どっちに転んだとしてもおかしくないな、という感じです。

 

第二種電気工事士の時は手応えも上々ながら、合格を確認してからこれ見よがしに (笑) 勉強法などを開示してました。

 

katate.hateblo.jp

 

今回はどうなるかまったく分かりませんが、web 上の情報はほとんどが合格した人のこれ見よがしの体験談なので、「結果は知らんけどやってみて思ったこと」ってのを簡単に整理しようかと。

 

ちなみに、午前 I の免除資格は持っていないので、朝から夕方までフルコースでの受験です。

 

1. 参考書

定番は 2 種類あるようで、自分はこちらにしました。

 

 

で、午前 I 対策が別途必要だということで、過去問演習にフォーカスしてこれを利用しました。

 

 

その後、午後 II 対策を補強したくて、こちらも定番らしいモノをゲット。

 

 

2. 筆記用具

IT 試験のためにシャーペンと消しゴムを新調することにw

 

手持ちのシャーペンでクルトガ的なものを持ってるんですが、筆圧をかけると芯がちょっとだけ引っ込むのがどうにもしっくり来なかったためです。

 

比較しつつ試すのもいいかと思い、評判がよくてお手頃なものを 2 つ選択。

 

 

どちらも悪くないんですが、一番気に入ったのは別のきっかけで手にした速記用 0.9 mm でした。

これは 2B なので本番の解答用紙には使えないんですけど。

 

 

消しゴムはこれ…ですが、さすがに消しゴムは手持ちのものでも事足りたかも。

まぁ、気分で新調しました。

 

 

3. 勉強法

午前 I

「一問一答問題集」を何度か回しました。

その中で引っかかりがちな問題にブックマークしておいて、終盤はそれらだけ見返す感じ。

 

その後、これも定番の過去問道場を回します。

模擬試験形式のランダム出題を何度もやりました。

ただ、そこで新たな知識を得るというよりは、「一問一答問題集」を押さえておくことでどの程度カバーできるかを把握して、そのレベルを維持する意図でやっていました。

 

午前 II

午前 I のマネジメント系、ストラテジ系の問題とだいたいかぶってます。

なので、「ALL IN ONE」に一通り目を通した後は、午前 I 対策で兼用していました。

 

途中からスマホ アプリがあることを知って、こちらもランダム出題を日課のように回していました。

ただこちら、解説がそこまで充実していないので、やはり新たな知識習得のためというよりは、レベルの確認と維持のためですね。

 

ITストラテジスト試験 午前Ⅱ対策

ITストラテジスト試験 午前Ⅱ対策

  • MITSURU TAMAKI
  • 教育
  • 無料

apps.apple.com

 

このために知識を身に付ける勉強をするというよりは、ビジネス書などに触れていれば一定レベルは到達する気がします。

 

午後 I

「ALL IN ONE」を押さえた後は、ひたすら過去問。

基本的には問題文の中から解答を拾える認識です。

中にはちょっと飛躍を求めるケースもありますが、問題文からの該当部分の忠実な抜き出しでも 6 割は取れそう、という感覚を得ました。

 

午後 II

難関の論述問題は、経験だけで書けるものではなく、テクニックが必要です。

参考書に目を通した後は、章立てと論述展開の感覚を身に付けるため、「ALL IN ONE」と「書き方・事例集」の論述例を PC で片っ端から写経しました。

環境が許せば声に出しながら打ち込んでいくと、参考書レベルであっても「ホントにこんなんでいいのかな」という粗の目立つ例もあることがわかります。

まぁ、それでも合格水準に達するというのであれば、ある意味心強いですが。

 

その後、過去問に取り組んでみる前に、論述例を通して気が付いた「だいたい聞かれそうなこと」をあらかたカバーするようなフルセットの論文を PC で書きました。

典型的な問題に対しては、ここからサブセットを作り出すようなイメージです。

推敲を重ねて、約 7,500 字ほどの長さになりました。

 

それから、このフルセット論文を原稿用紙に手書きしました。

本番試験の 3 倍ほどの文字数なので、時間は気にしませんし、一度で書ききらなくてもいいやと割り切りました。

これで腕の筋肉が鍛えられますw

 

そこまでやってから過去問に取り組みました。

フルセット論文に引き寄せて書けそうなものは手書きで、そうでないものは PC で推敲しながら、というふうに織り交ぜながら、書けそうなものはひとまず書いてみるというつもりでやりました。

 

4. 本番

この試験は、午前 I から午後 II まで、すべて 60% の正答率が足切りラインです。

ラインを下回った時点で、その後の科目は採点すらされず不合格となります。

なので、どこかでの頑張りで他を埋め合わせる、といったことができません。

 

以下、手応えと所感です。

 

午前 I

まぁ余裕。

おそらくここは大丈夫でしょう。

 

午前 II

やはりというか案外というか、午前 I よりも未知の問題が多く、骨のある印象。

絶対の自信をもって回答できた (要は過去問で答えを知っている) 問題は半分くらいでしょうか。

その他は知識を総動員して回答。

足切りラインは…まぁ大丈夫…かな。

 

午後 I

小問数が増えているような?

3 つの大問から 2 つを選択するんですが、自分の中で選び方の手順や基準がきちんと確立していなかったと反省。

選んだうちの片方はすらすら回答できたものの、もう片方は少々難解で苦戦しました。

足切りラインは…大丈夫だと思いますが、的外れな回答が複数あったら難しいかも。

 

午後 II

2 つの大問から 1 つを選択。

大きなテーマとしては定番に近く、取っ掛かりやすさはあったと思います。

とはいえ問題文の趣旨 (「こういうことを書いてほしい」という伏線のようなもの) にちょっとヒネったところがあり、そこは未知の領域。

持ちネタが卑近に思えたので二つ盛り込んでしまい、それぞれをあまり深掘りできずに上滑りの感を残しつつ、時間内に最後まで書き上げました。

これが足切りラインに対してどうなのか、さっぱり見当は付きませんw

 

まとめ

ということで、結果がどうなるか知ったことではありませんが、用意したことと当日の雰囲気のご紹介でした。

 

勉強のプロセス自体は、いろいろ考えたり、新しいことを知ったりして、有意義だったと思います。

ただ、自分の場合は結果の分かれ目がテクニックの部分のような気がするんですよね。

なので、仮に不合格だったとして、そのテクニック部分をさらに磨いてリトライしたいかというと、正直なところそうは思いません。

 

結果がどうあっても、この試験の受験はこれっきりかなと思っています。

 

…これで午前 I で足切りされてたらどうしようw