チョー久しぶりに、まとまった距離のツーリングに出かけました。
前回遠出したのが、5/18 だから 1.5 か月以上ぶり。
天気が天気だから仕方ないのは事実。
しかし今年は例年にも増して、週末にやさしくない梅雨ですね。
いい加減、心の中にどす黒いものがたまってきたので、相変わらずのさえない予報にもめげず、心の解毒のためのツーリングです。
4 時半に目が覚め、雨音がしていないのを確認。
雨雲レーダーをチェックすると、東京・山梨・埼玉あたりはあとひと山越えれば雨が収まりそうな雰囲気。
山梨なら笹子トンネルを抜けるあたりまで行けば、雨を突き抜けられるのではという読みで出発。
結果、見事に読み通りでした。
釈迦堂 PA で朝ラー。
京戸岩崎山線
雨がちの天気で未舗装林道に入るのもどうかと普段なら思うんでしょうが、今日は林道ツーリング成分に飢えているので、構わず突撃を決意します。
この辺で走りごたえのある所といえば、ちょっと通り過ぎましたが京戸岩崎山線。
案の定、大きな水たまりや深いクレバスができている中を、久しぶりの感覚を取り戻しつつ進みます。
で、詰む。
これは乗り越えるのも動かすのも無理。
下手にがんばって右側に落ちたら、いろんな意味で終わってしまう。
やむなく来た道を戻ります。
道中、地面にこんなものが。
もしかして鹿の角?
これを含めて今日は結果的に、ETC ツーリングプランを使い倒す動き方をします。
甲府南 IC で下りて、R358 を南下。
右左口トンネルを抜けてほどなく大きく左折し、右左口峠へ向かいます。
中道往還 (右左口峠線?)
ツーリングマップルにはダート路として記載がありますが、山梨県公式の林道情報には出てきません。
滝戸山線の左下にある道ですな。
これまで K36 芦川線はよく走っていたものの、この道の存在には長らく気づきませんでした。
入ってみると、これがなかなかいいボリュームと素性の未舗装路。
さすがに雨の影響を受けて荒れた箇所はいくつかありますが、大半はフラットめのダートと言って差し支えないでしょう。
ただ、峠道なのでどちらから向かっても上りと下りの勾配がそこそこあります。
ちなみに、地図を遠目に見ると右左口トンネルの北側でも R358 から直接入れるように見えますが、実際はガードレールにさえぎられてダメでした。
北側から峠に向かうには、さらに手前から K113 に入っておく必要があります。
豊岡梅ヶ島線
昨夜、山梨の林道情報をチェックしていて気づいたのが、梅ヶ島線が開通しているということ。
山梨から南アルプスをまたいで静岡にアクセスできる、レアなルートの一つです。
ほぼちょうど 6 年前、VFR でトライして通行止めを前に撤退したルートでもあります。
ここまで来たら行っておかねばと、中部横断道の増穂~中富間をワープしつつアクセス。
実際のところ、通れるようです。
路面は全線舗装ながら、さすがに連日の雨がたたって荒れ気味。
ただこの道、晴れていたらものすごい眺望に恵まれていそうです。
しかもご丁寧に、富士山を真正面に望むカーブではきれいに視界を切り開いてくれている様子 (ガスっててろくに見えませんでしたが)。
これは機会があればぜひリトライしたい道です。
静岡側からのアクセスでもよさそうですね。
しかし注意すべくは、抜けた地点は静岡のかなりの奥地だという点。
ここから新静岡 IC や静岡市街までは、結構な距離 (30 km 弱) を進まねばなりません。
安倍川が雨の影響で豪快に流れていたので、これはこれで見ごたえがありましたけどね。
SWEN 清水店
ここから帰路を考えるわけですが、ETC ツーリングプランを使い倒すことを念頭にふと思い出したのが、東海エリアのアウトドア用品店、SWEN。
せっかくだから寄ってみようということで、新東名・新静岡から東名・清水までワープ。
初 SWEN です。
店内の雰囲気は、まぁ、WILD-1 みたいな感じw
気になっていたクッカーの現物を確認できたのが収穫でした。
帰路
R1 をしばらく東に進み、給油を済ませてから新東名・新富士 IC から高速に乗り、駿河湾沼津 SA で遅い昼食。
ちょっと奮発して、柄にもなく (あまり普段は選ばない) ローストビーフ丼。
あとはひたすら東京 IC まで。
帰宅は 16 時頃でした。
早朝以外はあまり雨に降られることもなく、久しぶりの長距離ツーリングを堪能しました。
一人で人気のない山道に分け入り、自分と向き合う時間というのがここしばらく取れなかったので、あらためてこうした過ごし方の価値を感じた次第。
ここまで足を伸ばす必要は必ずしもないんですが、都会を離れていろんな感覚や思考のクセをリセットする作業が、自分には欠かせないのだと思います。